衣装紹介

犬走椛

初登場作品:東方風神録

まめルート工房

【全体デザインについて】

椛は作中ではドット絵のみのキャラクターであり、この少ない情報から読み取ることのできる彼女のアイデンティティの要素を大切にしています。
デザインにあたっては、和装と幻想郷の天狗の服飾を織り交ぜる事を心がけ、山の警備にあたる白狼天狗の装備をイメージしデザイン画を作成しました。

デザイン画をもとにサークル内で検討を重ね、制作を分担し制作を行いました。
剣や盾、甲冑などのメイン造形部分と布衣装部分、ウィッグ、装飾部分などそれぞれが得手とする箇所の制作を担当することで、作品の完成度を高めています。


【作業担当箇所について】

・マルート
全体デザイン、甲冑、刀、ベルト、盾、兜巾

・ まめた
ウィッグ、けも耳、衣装、造形装飾部分、甲冑&刀合皮貼り施工

【解説】

・ウィッグ
東方Projectのアレンジコスプレで半造形ウィッグを見たことがなく、今回の展示のために新しい表現して実物を見てもらいたくこのようなウィッグを制作することを決めました。
毛束感のあるふわふわとした2.5次元寄りのフォルムや質感で 他の甲冑や武器といった強い造形に埋もれることがなく、作品の一部として一体感のあるウィッグを製作することができました。
また、けも耳部分についても実物の狼の写真を参考にファーを貼り付け加工し製作しています。

・甲冑、刀(デザイン、造形)ベルト、盾、兜巾
甲冑は、白狼天狗が防具を身に付けるとしたらどんな物か?を想像し、幻想郷の天狗の文化の中で独自発展した物というコンセプトで空中での身のこなしを重視した軽装鎧にデザインしました。
前部に並ぶ小さな装甲板は日本の鎧の小札をイメージした物で、河童が開発した高性能な部品という設定です。
腹部には防護と道具類の携行を兼ねた頑丈な革製ベルトを巻いています。
原作の上半身は白を基調としたカラーリングから、白色の合皮を貼り付け施工していただき、仕上げ塗装しました。

・刀
原作のドット絵から身幅の広い、片刃で反りがかなり深い日本刀風の物にしようと考えました。
刃は刀としては長く、分厚い薙刀の様な形状にしました。
柄は海の無い幻想郷ではエイではない何らかの生物の皮を使うと考え架空の爬虫類をイメージした鱗模様を彫り、合皮の柄紐を巻いて仕上げました。
鍔には狼の牙と紅葉の葉をデザインしています。
鞘は太刀の鞘の様な拵えにデザインしました。

・盾
盾は椛の重要なトレードマークの一つなので、原作のドット絵を参考に形状をデザインし、特徴的な紅葉マークをステンシルで描きました。
この盾も装甲に河童の技術が導入されている設定にしているので裏側に近代的なクッション生地を貼ってこれを表現しています。
腰ベルトのフックにグリップを掛けて携行できるようになっています。

・頭巾
頭巾は漆塗り調に塗装して、左右の紐は打ち紐とちりめん紐を四つ組みに編んで作り、天然石ビーズやタッセルで装飾し、民芸品的な仕上がりになるよう心掛けました。